直球和館

2025年

2002/12

◆初代侯爵 久邇邦久 久邇宮邦彦王の子久邇宮邦久王 臣籍降下して久邇侯爵となる
1902-1935 33歳没


■前妻 島津量子 公爵島津忠済の娘・離婚

1924年
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1924年
1924


1924年
1902


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■後妻 松浦董子 子爵松浦靖の娘・死別後董子は政治家山本猛夫と再婚離婚
1907-1989 82歳没

再婚離婚の後は生活保護を受けていたが、高松宮の御落胤を自称する人物に金を無心されていた。

1928年
1928-1006


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1003





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◆2代 久邇実栄 伯爵三条西公正の子・養子になる
1931年生


■妻  田口操  田口茂の娘
1929年生


●長男
●二男


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宮内庁長官 田島道治『拝謁記』

1952年7月11日
「久邇宮朝融王が■■という婦人と関連あるとの話は、久邇実栄侯爵の方でありました。家を貸すという問題で■■という人と西洋人とゴタゴタしておりますことを聞き、■■が婦人で昭和皇后の御兄弟と関係があると聞きましたゆえ心配して調べてもらいましたところ、朝融王ではなく久邇実栄さんのことという話で安心いたしました」
「それは良宮の甥だ」
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◆初代 葛城茂麿 山階宮菊麿王の子山階宮茂麿王 臣籍降下して葛城伯爵となる
1908-1947 39歳没



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■妻  細川敏子 侯爵細川護立の娘・葛城茂麿と死別・中島昭吉と再婚
1913-1993 80歳没

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●長男 葛城茂久 2代当主
●二男 葛城茂敬 3代当主

●二女 葛城伸子 志甫徹と結婚


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◆2代 葛城茂久 1代茂麿の子
1934年生


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◆3代 葛城茂敬 2代葛城茂久の弟/1代茂麿の子
1936年生


■妻  伊達素子 侯爵伊達宗彰の娘 
1941年生


●長男
●長女

◆鹿島萩麿 山階宮菊麿王の子山階宮萩麿王 臣籍降下して鹿島伯爵となる
1906-1932 26歳没



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『高松宮日記』

1926年1月6日
山階宮萩麿王いらっしゃる。
萩麿王、堀井とは親しくなさるるよし結構なり。
堀井は満蒙に活躍したき望みあるらし。
探偵小説など好むとはさもあらん。
萩麿王も同じ探偵小説を好読さるるとは模倣の然らしむるためか。

1926年1月7日
山階宮萩麿王、御日記を持ちて来られ読めとて置いてゆかる。
萩麿王の人に交わられ友と交われるに、セックスの上に原因がありはしないか。
そうだと、それに偏しすぎるのは面白からず思う。
私についても誤解が大ではないかとも考えられる。
なぜならば私の人格を礼賛して、私のために身をどうするとまで書いておありになるのは如何かと思う。
私もお力になろうが、それは same level においての事なり。

1926年1月12日
「純な心持ち」というものがあることに気づいた。
性欲の研究を始めようか。
そしたら私の心持ちも純なものになることができるかもしれない。
そして清い友達ができるかもしれない。
まだ羞恥心はあるのだから。
「純な気持ち」から恋愛に近い感情も起ることもありうるわけだ。
こえは山階宮萩麿王の御日記を見つめて苦しむ産物としては大きなものだった。
ホッと息をつく。
なにせ萩麿王には私を対象とせぬよう言ってやろう。
理屈も何も言うことは要らぬ。

1926年1月29日
山階宮萩麿王に御日記を返す。
手紙添えず。
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◆2代 鹿島晃久 1代萩麿のイトコ/公爵島津忠重の子
1914年生


■妻  松平英子 子爵松平慶民の娘 
1918年生


●長男
●長女
●二女

◆初代 筑波藤麿 山階宮菊麿王の子山階宮藤麿王 臣籍降下して筑波侯爵となる
1905-1978 73歳没

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■前妻 毛利喜代子 子爵毛利高範の娘・死別
1909-1946 37歳没

1928年
1928-1020


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■後妻 肥田貞子 医者肥田和三郎の娘・バツイチ子持ち
1907-1973 66歳没


●前妻の子   筑波常治  2代当主
●前妻の子   筑波常秀  男爵北河原公典の娘北河原宣子と結婚
●後妻の子   筑波和俊  久保進の娘久保裕美子と結婚

●前妻の子   筑波登喜枝 伯爵松浦陞の子松浦擇と結婚
●後妻の連れ子 筑波幸子  海軍山本英輔の子山本光英と結婚


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◆2代 筑波常治 1代藤麿の子
1930-2012

◆初代 山階芳麿  山階宮菊麿王の子山階宮芳麿王 臣籍降下して山階侯爵となる
1900-1989 89歳没

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■妻  酒井寿賀子 伯爵酒井忠道の娘
1904-1966 62歳没

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枢密院議長 倉富勇三郎男爵 日記

※当時の総理大臣の年給は1万2千円

大正9年7月8日

枢密院官僚二上兵治&宮内官僚南部光臣の会話

二上◆枢密顧問官中には芳麿王降下後の待遇を懸念しおる人あり。如何なる内儀なりや。
南部◆宮内省にて下調べをなしおる所にては、爵位は侯爵とし、一家創立費35万円、世襲財産100万円を下賜せらるる様のことなるべき。
二上◆如何なる計算にて100万円と定むるや。先年小松輝久侯爵に賜りたる金額は非常に少なかりし趣なるがいかが。
南部◆小松侯爵に賜りたる金額は13万円ぐらいにて少なかりしも、小松家の資産は少なかりしにあらず。故小松宮彰仁親王の遺産を相続したるため、これにより生ずる収入年に4万6000円ぐらいあり。これに13万円より生ずる収入を加え侯爵の対面を保つを得べき実況なるゆえ、この節も100万円より年5万円の収益ありたらば一家の維持できるならんとの見込みなり。

大正10年4月7日

宮内大臣牧野伸顕伯爵の台詞

芳麿王降下の時、資金100万円・建築費30万円を賜りたりとの事なるが、その理由を問えば年に5万円の生計費は必要ならんとの見込より出でたりとの事なり。
10人降下せらるれば1300万円を出さざるべからず。
とうてい支出できる事にあらず。
皇族に皇室資産の詳細を開陳しその実情を承知せられたるうえ、無理なる希望を起さずして皇室の維持を図られる様にいたすほかなからんと思う。
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枢密院議長 倉富勇三郎男爵の日記

<山階芳麿侯爵の縁談>

大正11年1月8日

久邇宮家別当栗田直八郎&宮内大臣牧野伸顕伯爵の会話

久邇宮信子女王の縁談につき、牧野内相へ謀りたる所、
牧野より「どこからも申込なきや」と言い、
自分より「三条実憲公爵に人をもって話をなしたるも、その方より返答なし」と言いたるに、
牧野より「山階芳麿侯爵はいかが」と言われ、自分も良縁と思いその周旋を依頼しおきたり。
久邇宮邦彦王も御懇望なるも、山階侯爵よりなんらの話なし。

大正11年1月24日

栗田別当の言葉

山階宮付事務官より「山階侯爵はなお早しとて承引せられざる」旨を告げ、談は絶えたる訳なり。

大正11年7月20日

倉富&有馬頼寧伯爵の会話

頼寧◆山階宮家別当市来政方より自分の長女静子を山階芳麿侯爵に嫁せしむるよう女子学習院の某に相談し、某より自分に相談したり。静子は軍人は好まずと言いおるも勧め方によりては承諾せざる事もなかるべく思わるるも、自分らの懸念は山階侯爵の体質なり。君は承知せざるや。
倉富◆詳知はせず。ただ身長は非常に高く肉は少なき方なり。
頼寧◆その通りなり。身長は5尺7寸とかにて体重は13貫何百目という事なり。単に本人が強壮ならずという事だけならばさほど懸念せざるも、父親は肺患なりしとの事なるゆえ懸念しおれり。
倉富◆邦久王よりもよろしからんと思えども、健康の程度がわからざるゆえ充分の調査を必要とすべし。
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◆2代 山階芳正 1代芳麿の甥/山階宮安子女王の子
1927年生


■妻  天笠芳枝 天笠嘉衛の娘
1935年生


●長男
●二男

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