2024/03
井上毅子爵家 大臣
◆初代子爵 井上毅 飯田権五兵衛の子・養子になる 文部大臣
1843-1895
1879年 38歳
■前妻 二宮常子 二宮九平の娘
1884年没
■後妻 木下鶴子 儒学者木下犀潭の娘
1849-1935
●庶子 井上富士子 婿養子を迎え2代当主とする
●庶子 井上トキコ 九州電力早瀬義正と結婚
●庶子 井上イトコ 法学者山田正三と結婚
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明治天皇紀 明治25年3月19日
天皇曰く、伊藤と松方とは性質相異なり。
伊藤は才智をもって事を処す、その進歩速やかなるも、時に顛躓し退歩することなきを保しがたし。
松方はこれに対し鈍き方なるをもって、その進歩遅々たるといえども、その進むや確実なり。
要するにこれ両人の天性に帰するをもっていかんともすべからず。
伊藤これを知らざるにあらず。
しかも近時松方を譏り、その矢を数えて寛仮せざるの状あり。
松方すこぶるこれを苦となす。
両人の間をしてこのごとくならしめたるは、陸奥が松方の矢を伊藤に告げ、また井上毅・伊東巳代治等が日々内閣の失策、松方の欠点を密かに伊藤に報ずるをもってなり。
伊藤は過日これらの書翰を積み重ねて岩倉具定に示し、その不平を漏らして松方を攻撃せしかば、岩倉も大いに伊藤の大人げなきに驚けることあり。
また憲法論にて井上毅・伊藤巳代治・金子堅太郎3人の意見時に一致せず、松方その決断に悩むものの如し。
松方と伊藤相和し相一致するに至らば可なれども、それ容易に行われがたし。
松方にその意あるも、松方はその方法を過まれり。
もし松方が井上馨と結び、井上馨をして適宜に斡旋せしめば事円滑に行わるべきも、松方は井上馨を好まず、常に山県を撰りてもって伊藤を説かしめんとす。
しかれども伊藤・山県の相善からざること久し。
その傾向近時ますます著しく、相対すれば既に互いに不快の感を生ずと言えり。
ゆえに山県は伊藤との間を周旋しあたわざるなり。
井上毅・伊東巳代治等も今や気大になりて、松方に使役されざるの状あり。
山県の首相たりし時は、井上毅・伊東巳代治も相応に使役せられたりしが、今日はしからざるなりと。
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◆2代 井上匡四郎 儒学者岡松甕谷の子・婿養子になる
1876-1959
■妻 井上富士子 1代毅の娘
1886-1944
●長男 井上匡一 3代当主
●長女 井上匡子 山之内二郎と結婚
●二女 井上邑子 漆原一郎と結婚
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◆3代 井上匡一
1929年生
1843-1895
1879年 38歳
■前妻 二宮常子 二宮九平の娘
1884年没
■後妻 木下鶴子 儒学者木下犀潭の娘
1849-1935
●庶子 井上富士子 婿養子を迎え2代当主とする
●庶子 井上トキコ 九州電力早瀬義正と結婚
●庶子 井上イトコ 法学者山田正三と結婚
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明治天皇紀 明治25年3月19日
天皇曰く、伊藤と松方とは性質相異なり。
伊藤は才智をもって事を処す、その進歩速やかなるも、時に顛躓し退歩することなきを保しがたし。
松方はこれに対し鈍き方なるをもって、その進歩遅々たるといえども、その進むや確実なり。
要するにこれ両人の天性に帰するをもっていかんともすべからず。
伊藤これを知らざるにあらず。
しかも近時松方を譏り、その矢を数えて寛仮せざるの状あり。
松方すこぶるこれを苦となす。
両人の間をしてこのごとくならしめたるは、陸奥が松方の矢を伊藤に告げ、また井上毅・伊東巳代治等が日々内閣の失策、松方の欠点を密かに伊藤に報ずるをもってなり。
伊藤は過日これらの書翰を積み重ねて岩倉具定に示し、その不平を漏らして松方を攻撃せしかば、岩倉も大いに伊藤の大人げなきに驚けることあり。
また憲法論にて井上毅・伊藤巳代治・金子堅太郎3人の意見時に一致せず、松方その決断に悩むものの如し。
松方と伊藤相和し相一致するに至らば可なれども、それ容易に行われがたし。
松方にその意あるも、松方はその方法を過まれり。
もし松方が井上馨と結び、井上馨をして適宜に斡旋せしめば事円滑に行わるべきも、松方は井上馨を好まず、常に山県を撰りてもって伊藤を説かしめんとす。
しかれども伊藤・山県の相善からざること久し。
その傾向近時ますます著しく、相対すれば既に互いに不快の感を生ずと言えり。
ゆえに山県は伊藤との間を周旋しあたわざるなり。
井上毅・伊東巳代治等も今や気大になりて、松方に使役されざるの状あり。
山県の首相たりし時は、井上毅・伊東巳代治も相応に使役せられたりしが、今日はしからざるなりと。
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◆2代 井上匡四郎 儒学者岡松甕谷の子・婿養子になる
1876-1959
■妻 井上富士子 1代毅の娘
1886-1944
●長男 井上匡一 3代当主
●長女 井上匡子 山之内二郎と結婚
●二女 井上邑子 漆原一郎と結婚
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◆3代 井上匡一
1929年生
由利公正子爵家 知事
仁礼景範子爵家 大臣
東京本邸 芝区高輪南町(現:港区高輪)
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◆初代子爵 仁礼景範/仁礼平助 海軍大臣
1831-1900
1879年 50歳
■妻 千田寿賀子 千田貞居の娘
1840-1929
●長男 仁礼景一 2代当主
●二男 仁礼景助 3代当主
●三男 仁礼景雄
●女子 仁礼春子 総理大臣斉藤実と結婚
●仁礼春子 総理大臣斉藤実と結婚
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◆2代 仁礼景一 1代景範の子
1869-1904
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◆3代 仁礼景助 2代景一の弟/1代景範の子
1875-1927
■前妻 相浦ツヤ 陸軍相浦多三郎の娘
1889年生
■後妻 橋本嘉枝 橋本与兵衛の娘
1889-1964
●男子 仁礼景嘉 4代当主
●男子 仁礼景正 北村寒吉の娘北村汎子と結婚
●男子 仁礼景康
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◆4代 仁礼景嘉 3代景助の子
1911-1945
■妻 熊巳澄江
1919-1981
●長女
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◆初代子爵 仁礼景範/仁礼平助 海軍大臣
1831-1900
1879年 50歳
■妻 千田寿賀子 千田貞居の娘
1840-1929
●長男 仁礼景一 2代当主
●二男 仁礼景助 3代当主
●三男 仁礼景雄
●女子 仁礼春子 総理大臣斉藤実と結婚
●仁礼春子 総理大臣斉藤実と結婚
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◆2代 仁礼景一 1代景範の子
1869-1904
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◆3代 仁礼景助 2代景一の弟/1代景範の子
1875-1927
■前妻 相浦ツヤ 陸軍相浦多三郎の娘
1889年生
■後妻 橋本嘉枝 橋本与兵衛の娘
1889-1964
●男子 仁礼景嘉 4代当主
●男子 仁礼景正 北村寒吉の娘北村汎子と結婚
●男子 仁礼景康
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◆4代 仁礼景嘉 3代景助の子
1911-1945
■妻 熊巳澄江
1919-1981
●長女
海江田信義子爵家 知事
◆初代子爵 海江田信義 奈良県知事
1832-1906
■前妻 日下部マツ 日下部伊三治の娘
1842-1914
■後妻 小山アイ 小山宗兵衛の娘・前妻の死後妾を後妻にする
1858年生
●長男 海江田信清
●二男 海江田虎次郎 2代当主
●三男 海江田幸吉 3代当主
●五男 海江田信秀 斉藤真吉の娘斉藤愛子と結婚
●男子 海江田信隆 西川トキの婿養子になる
●長女 海江田テツ 侯爵東郷平八郎の妻
●女子 海江田エイ 陸軍税所篤文の妻
●女子 海江田ハル 海軍東郷吉太郎の妻
●女子 海江田アキ 陸軍町田彦二の妻
●女子 海江田千穂子 鈴木五郎の妻
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◆2代 海江田虎次郎 1代信義の子
1879年生
■妻 沖千代 男爵沖守固の娘
1883年生
●長男 海江田信和
●二男 海江田信武
●三男 海江田信兼
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◆3代 海江田幸吉 2代虎次郎の弟/1代信義の子
1880-1940
■妻 成瀬キメ 教育者成瀬隆蔵の娘
1888年生
●長男 海江田一郎 4代当主
●長女 海江田恵美 男爵益田克信と結婚
●二女 海江田華子 三井銀行菊本健三と結婚
●三女 海江田淳子 井上淳子となる
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◆4代 海江田一郎 3代幸吉の子
1911年生
■妻 本多巳智子 男爵本多政樹の娘
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◆5代 海江田忠義
1832-1906
■前妻 日下部マツ 日下部伊三治の娘
1842-1914
■後妻 小山アイ 小山宗兵衛の娘・前妻の死後妾を後妻にする
1858年生
●長男 海江田信清
●二男 海江田虎次郎 2代当主
●三男 海江田幸吉 3代当主
●五男 海江田信秀 斉藤真吉の娘斉藤愛子と結婚
●男子 海江田信隆 西川トキの婿養子になる
●長女 海江田テツ 侯爵東郷平八郎の妻
●女子 海江田エイ 陸軍税所篤文の妻
●女子 海江田ハル 海軍東郷吉太郎の妻
●女子 海江田アキ 陸軍町田彦二の妻
●女子 海江田千穂子 鈴木五郎の妻
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◆2代 海江田虎次郎 1代信義の子
1879年生
■妻 沖千代 男爵沖守固の娘
1883年生
●長男 海江田信和
●二男 海江田信武
●三男 海江田信兼
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◆3代 海江田幸吉 2代虎次郎の弟/1代信義の子
1880-1940
■妻 成瀬キメ 教育者成瀬隆蔵の娘
1888年生
●長男 海江田一郎 4代当主
●長女 海江田恵美 男爵益田克信と結婚
●二女 海江田華子 三井銀行菊本健三と結婚
●三女 海江田淳子 井上淳子となる
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◆4代 海江田一郎 3代幸吉の子
1911年生
■妻 本多巳智子 男爵本多政樹の娘
=========================
◆5代 海江田忠義